政府は特定の地域に限って勤務を認める「地域限定保育士」の制度を全国に広げる方針。保育士不足の緩和が狙い。
現在は国家戦略特区として一部自治体で実施されている。
地域限定保育士は、自治体が独自に実施する試験に合格した場合、その地域でのみ、国家資格である保育士と同様に働くことができる。
4年目以降は全国で勤務が可能。業務内容は通常の保育士と変わらない。
通常の保育士試験は筆記問題に加え、ピアノ伴奏といった音楽など複数分野から選択して行う実技試験が原則必須。
これに対し、地域限定保育士は筆記試験合格後に実技講習を受けると資格を得られる。試験のハードルを下げ、保育士を確保しやすくする目的がある。
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